存在しないiPhoneナンバーの話

こんにちは、Goodモバイルです。

いまやiPhone13までリリースされているiPhoneシリーズですが、なぜか過去「iPhone2」と「iPhone9」の名前が付いた機種はありません。
Appleからナンバリングが抜けている理由は特に公式発表されていなため、いくつかの考察が存在し、ネット上にもいろいろな噂がございます。
当コラムでも、ネット上の噂を踏まえ、存在しないナンバリングについて考えてみたいと思います!

●iPhone2としての「iPhone3G」
iPhoneの2世代目と言える製品は「iPhone3G」と名付けられました。
かつてアメリカで発売された初代のiPhone(the original iPhone)は、アメリカ在住者しか回線の開通作業が出来ず、かなり特殊な接続の契約方法となっていたそうです。
その約1年後2008年に日本でも販売されたのがiPhone3Gでした。

ということで、iPhoneの歴史として2世代目にあたるiPhoneは、その性能から『3Gに対応したiPhone=iPhone3G』の命名だったという説があります。

元々、2007年に発売された初代iPhoneも、Appleでは単に「iPhone」と呼んでいました。
初代iPhone(the original iPhone)という表記は2010年7月のプレスリリースから登場しています。
なので、iPhoneには「1,2,9のナンバリングがない」ということになります。

なお、2009年発売の第3世代と呼べるiPhoneは「iPhone3GS」、2010年発売の第4世代は「iPhone4」、2011年発売の第5世代は「iPhone4S」(機能はiPhone4から大きな進化なし、ただしSiriが初めて搭載)など、【世代】と【ナンバー】は関係しているような、いないような…という印象です。
どちらかというと、【機能】と【発表された順番】が【ナンバー】に影響を与えている気いたします。

●存在しないiPhone9
そんな中、確実に数字が飛んでいるのがiPhone8とiPhoneⅩ(ローマ数字の10)の間です。
iPhoneに「9」がない理由は諸説あり、アメリカンジョークで飛ばした説、iPhoneが登場して10周年の年に発売されるため9を飛ばしてⅩ(10)とした説、9が不吉な数字だから飛ばした説など様々に考察されているようです。

個人的な意見ですが、筆者は「10周年に発売=Ⅹとした説」がしっくりくると思います^^
AppleによるiPhoneⅩのニュースリリースでは「The future is here」と紹介されていました。
製品ページでも「Say hello to the future/未来をその手に」とそれぞれ英語・日本語で表記されており、iPhoneⅩはAppleが【future/未来】を強く意識した機種であるということがわかります。
実際、iPhone8のシリーズ以前と大きく異なる全面ディスプレイ、ホームボタン廃止、FaceIDの搭載といった革新的な機能が満載となっており、iPhoneⅩはこれまでのiPhoneの歴史から大きく未来に踏み出した機種という印象を強く感じますよね。

新しい未来に向けて発売される、10年の歴史を重ねて進化した新しいiPhone。
そこに10周年目にふさわしくiPhone10の名前を付け、ローマ数字のⅩ(10)の表記にすることで(10という数字はローマ数字の中で大きな節目にあたる)、この前までの時代の終了とあらたな始まりを意味したのではないでしょうか!

実際のところはどんな理由があったのでしょうか、考えるほど想像が膨らみますね。
iPhoneのロマンに思いを馳せつつ、また次回のコラムでお会いしましょう。

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