ご家族みんな~一人暮らし用まで!食器洗い乾燥機(食洗機)をご紹介します

賃貸住宅やキッチンにスペースが少ないご家庭でも“あったら便利”な食洗機。
食洗機を使ってラクに家事を進められれば生活においてゆとりがうまれますし、手荒れに苦しみながら苦手な食器洗いに時間を使わなくて済みます。
今回は「我が家のキッチンにも設置できる食洗機はあるのかな?」とお考えの方に、使いやすい様々な食洗機をご紹介いたします。
工事不要で設置できるモデル、レンタルやサブスクを利用して一時的に利用できる製品など、どのようなご家庭でも気軽に使うことができる製品をご紹介するので、ぜひ参考にご検討ください。


食洗機のメリット

食洗機の最大のメリットとして、家事の時間を短く・楽にしてくれることが挙げられます。
料理は好きだけれど食器洗いは苦手…という方は少なくありませんし、中には洗剤による手荒れ・湿疹などに苦しむ方もいらっしゃるでしょう。
このような様々な事情から“食器洗い”という家事への対抗策を考えているご家庭に食洗機はうってつけのアイテムです。
更に、製品によっては「手洗いよりも節水・水道代の節約ができる!?」というケースもあるようです。


食洗機と手洗いの違い

食器を洗う際、食洗機と手洗いではどのような違いが産まれるでしょうか。


●水道光熱費と使用水量の比較

一度の食事で汚れる食器類の点数はご家庭によっても違うとは思いますが、家族3~4人の世帯なら約30~40点の食器類(皿・椀・小物・コップなど)を洗う必要が生じます。
この量の食器を手洗いするのにどのくらい水を使っているでしょうか。


・手洗いの場合

例えば5分程度水を流しっぱなしにすると、40~60リットルほどの水が流れることになります。
食器を手で洗う際、まとめ洗いやつけ置き洗いをして水をなるべく無駄遣いしないようにしても、合計5分程度のすすぎは必要になるでしょう。
となると、手洗いの場合は食事のたびに50リットル前後の水を使って食器を洗っていることになります。


・食洗機の場合

もし同じ量の食器類を食洗機にかけると約8リットルの水で済むとされています。
食洗機を稼働するために電気代が必要になることを考えても、水道光熱費の料金は手洗いするより食洗機を使ったほうが節約することができるのです。


●家事にかかる時間

仮に30~40枚の食器類を手で洗うとしたらどの程度時間がかかるでしょうか。
実際に計ってみたところ、筆者の場合は毎回の食器洗いに約10~20分程度かかってしまっていました。
食洗機なら、残飯を取り除いたり、場合によっては軽く手ですすいだりする程度の動作はあるとしても、食器類を食洗機に入れるだけなのでシンクに立つ時間はほんの2~3分で済みます。
食洗機を使って家事時間が大幅に短縮できれば、家族と食後のお茶を飲んだり、子どもと絵本を読んだりする団らんの時間が増えるでしょう。
これまで食器洗いに割いていた時間を自由時間に充てられるのは、食洗機の持つ大きなメリットです。


●それぞれのデメリット

食洗機のデメリットは、①食洗機の使用NGの食器がある②食器に傷がつく恐れがある③導入の際にコストがかかるといった点です。
大切な食器やデリケートな食器は手洗いにする、今後はなるべく食洗機使用OKの食器をそろえていくなどの工夫が必要になります。
また食洗機での洗いあがりをより良くし、食洗機そのもののお手入れを楽にするために、皿に残った残飯などは手で取り除いてから食洗機に入れるなどの対応も必要ですので、食洗機を入れた=完全に手洗いフリーになるというわけにはいかないでしょう。
手洗いのデメリットは、①家族団らんや自分のための時間が減ってしまう②手が荒れるなどの点です。
時間を取られるだけでなく、労力面の問題もあります。
日本の家庭では、空調設備の行き届かないキッチンが少なくありません。酷暑や厳冬期に長時間食器洗いをする労力は計り知れないほどになります。
ましてや体調不良の際や疲れがたまっているときにまで苦労して食器を洗うのはとても大変です。


●それぞれのメリット

食洗機のメリットは、家事の時間を短くし、家事の負担を減らすこと、節水や水道光熱費の節約につながるという点です。
食器洗いを負担に感じている方や、洗う食器類の点数が多い方、自分の時間・家族との時間を作りたいという方はとくに食洗機の導入をおすすめいたします。
手洗いのメリットは、導入にコストがかからないこと、食洗機を置く場所が必要ないことです。
毎回の食器洗いを負担に感じていない方や、手洗いにこだわりがある方、食器類の数が少ない方はわざわざ導入コストをかけて食洗機を導入する必要はないかもしれません。


食洗機のおすすめメーカー

掃除機は世界中でたくさんのメーカーが優れた製品を製造しています。
今回は使いやすさに定評のあるメーカーをご紹介します。
価格帯としては、Panasonicやリンナイは高価格帯、AQUAやシロカは低価格帯となっています。 また、ビルトインタイプ(工事必要)よりも置き型タイプ(工事不要なものも多い)のほうが手ごろな価格で購入できます。


●リンナイ

キッチンに収めやすい省スペース設計のビルトイン型食洗機を販売しているリンナイ。
給湯機器や厨房機器など熱エネルギー機器を取り扱っている国内のメーカーです。
信頼のおける大手メーカーで、給湯器やビルトインガスコンロなどは国内トップクラスのシェア数を誇ります。


●Panasonic(パナソニック)

日本の大手電気機器メーカーであるパナソニックからは、ビルトイン型やタンク型など様々な食洗機が販売されています。
中でも今のキッチンの空きスペースに収まる“ちょうどいい”必要十分サイズの後付け食洗機なら、工事がいらないので導入しやすいでしょう。 世帯の人数にあわせて大きさを選べるのでご自宅にぴったりの1台をみつけてください。


●AQUA

コインランドリーなどに置かれる業務用洗濯機・乾燥機のメーカーとしても知られるアクア。
食洗機では、ステンレスウォールでいつでも清潔に、洗浄力・使い勝手・節水・節電そして設置しやすさにこだわっています。


●siroca

調理家電や季節家電、生活家電など人の暮らしに寄り添う使いやすい家電製品を製造開発しているシロカの食洗機は、4~5人用の大容量タイプと1~3人用の小容量タイプの二種類から。
どこでもすぐに使える工事のいらない食洗機です。


食洗機の選び方

食洗機を選ぶ際のポイントは次の通りです。


●タイプで選ぶ

食洗機には、シンクのそばに置いて使う置き型のものと、作業台の中に組み込まれているようなビルトイン型のものがあります。
それぞれの違いを解説します。


置き型

・分岐水洗式

シンクの蛇口を食洗機とつなげることで給水するタイプです。
蛇口に出口を一つ増やすため、設置の際に簡単な工事が必要になります。
食洗機を使用する際に手動で給水する必要がなく、手間が省けて便利です。


・タンク式

食洗機の本体にタンクが搭載されており、食洗機を使用する際には主導で水を入れる必要があるのがタンク式です。
毎回の給水が面倒ではあるものの、設置時の水栓工事が必要ないので、導入しやすいといえるでしょう。


ビルトイン型

ビルトイン型の食洗機は、置き型タイプとは違いシンクの下などシステムキッチンの中にはめ込まれるタイプです。
場所を取らないのですっきりとしたキッチンになり、スタイリッシュで使い勝手もよいでしょう。
最新の機能や高い性能を誇るモデルも多数出ています。
置き型タイプと比べると比較的金額が高額になり、設置の際は工事が必須です。


●容量を確認する

毎回の食事ごとに出る洗い物の数は各ご家庭によって異なると思いますが、おおむね世帯人数に比例して増減するものです。
商品説明の欄にも「1~3人用(食器類約15点)」「4~5人用(食器類約40点)」などの記載があるので、目安として参考にしていただくのがベストです。


●設置場所と食洗機の大きさをチェック

置き型タイプの食洗機の場合、キッチンの特にシンク付近に食洗機を設置するスペースが必要になるので空きスペースを確保する必要があります。
食洗機のサイズは各モデルや容量によって意外と違いがあるため、外寸や扉の開き方なども確認したうえで設置を検討しましょう。
とはいえ「なかなか空きスペースが見当たらない…」という場合でも、簡単な棚や台を導入してスペースを確保することができたという例もあるので、あきらめず試行錯誤してみてください。


●扉の開き方とは

食洗機の扉の開き方は3パターンあります。


置き型タイプ

・前開き式

取っ手を引っ張ると扉が手前に倒れる「前開き式。」

メリット 本体上部にドアがないので、高さのないスペースにも入れられる
デメリット 本体の手前に扉を開けて中の食器を引き出すスペースが必要

・上下開き式

扉の上部が前に倒れて持ち上がるように開く、または扉が上に開く「上下開き式。」

メリット 大きく開くので、フライパンなど大きな器具も入れて洗える
デメリット 本体の手前に扉を開けて中の食器を引き出すスペースが必要

ビルトイン型

・スライド式

ビルトイン型の食洗機は基本的に引き出しのように開く「スライド式」です。

メリット 大きく開くので、フライパンなど大きな器具も入れて洗える
システムキッチンと一体型ですっきりとしている
デメリット 手前に引き出すスペースが必要

●その他の機能

食洗機のモデルによっては、洗浄モードのほかに様々な便利機能を備えているものもあります。
あると便利なのは次のような機能です。

  • 乾燥機能:拭き上げがいらない乾燥機能。余熱によって乾燥状態が持続する製品が◎
  • エコ運転機能:節水・節電できるエコ運転機能。
  • タイマー機能:まとめて夜間や外出している間に家事を終わらせられるタイマー機能。

ぜひ、ライフスタイルに合わせてご検討ください。


GOODモバイルのおすすめ食洗機5選

今回は、比較的導入しやすいといわれる置き型食洗機(工事のいらないタンク型&設置工事の簡単な分岐水洗式)の中からおすすめの食洗機をご紹介します。


・Panasonic│NP-TZ500

外寸 約 幅550×奥行344<579>×高さ598mm タイプ 分岐水洗式
容量 3~4人以上(約40点) 扉の開き方 前開きドア

Goodモバイルおすすめポイント
液体洗剤の自動投入機能やお任せコースなど便利な機能が搭載されたパナソニックのNP-TZ500。nanoeXが搭載されており、食器や食洗機庫内の清潔を保ちます。
直径26センチほどのフライパンや包丁・トングといった調理器具も食器と一緒に庫内へ入れることができる2段かごの大容量タイプです。


・siroca│食器洗い乾燥機SS-MH351/SS-MA351

外寸 幅55×奥行35×高さ50cm タイプ 自動給水式/分岐水洗式
容量 約4~5人分(約36点) 扉の開き方 前開きドア

Goodモバイルおすすめポイント
分岐水洗式と自動給水式(貯水を自動で汲み上げ)の2Wayタイプなので、工事ができず食洗機の設置をためらっていたご家庭でも便利にご利用いただけるシロカの食洗機。 オートオープンタイプと温風乾燥タイプの2種類あり、サイズ・用量・値段は同じなので、乾燥機能のお好みによって選べます。
お任せコースやスピーディーコース、庫内洗浄コースなど様々な洗浄コースが搭載されており、UV除菌も可能な使いやすい製品です。


・AQUA│食器洗い機(送風乾燥機能付き)ADW-GM3(W)

外寸 幅48.5×奥行39×高さ47.5mm タイプ 分岐水洗式
容量 約4人分(約42点) 扉の開き方 上開きドア

Goodモバイルおすすめポイント
カレーがついたべとべとのお皿やマッシュポテトを作った後のザルなど、手洗いでも洗いにくいような食器類や調理器具をそのまま入れてきれいに洗浄してくれる、高い洗浄力が自慢のアクアの食洗機。
高温で脂汚れを溶かし出して洗浄し、約72度の高温除菌でしっかり清潔を保ちます。
コンパクトなサイズ感ながら約4人分の食器類が入る頼もしい製品です。


・アイリスオーヤマ│食器洗い乾燥機KISHT-5000-W

外寸 約 幅42×奥行44.5×高さ43.5 タイプ タンク式
容量 1~3人分(約15点) 扉の開き方 前開きドア

Goodモバイルおすすめポイント
タンク式で工事のいらない食洗器の中でも、コンパクトなサイズ感の製品です。
大手電機メーカーと比べるとかなり手頃な価格帯で、さらに工事不要であることから賃貸にお住まいの方やひとり暮らしの方でも生活に取り入れやすいのではないでしょうか。
シンプルながら送風乾燥や予約機能もあるので、計画的に家事が片付きます。


・Panasonic│食器洗い乾燥機NP-TML1(パーソナル食洗機SOLOTA)

外寸 約 幅310×高さ435×奥行225<485>mm タイプ タンク式
容量 1人分(約6点) 扉の開き方 前開きドア

Goodモバイルおすすめポイント
キッチンにぴったり、業界最小クラスで設計されたパナソニックの一人暮らし用食洗機で賢く時短&節水を。
一度の食事に生じる洗い物の点数はそれほど多くないとはいえ、ひとり暮らしこそ家事の時間をうまく減らして有効活用できる時間を増やすことが大切です。
SOLOTAなら、ちょうどひとりぶんの食器を収納できるジャストサイズ。コンパクトながら高さ21cm以下のマイボトルも洗えます。


まとめ

購入時の初期費用はかかるものの、食洗機での食器洗いは、実は節水&節電につながることをご存じでしょうか。
食洗機では、手洗いと比べると約1/5程度の水量で、手洗いの時よりもよりきれいに洗いあげることができるとされています。
高温除菌やUV除菌など清潔を保つ機能が搭載されているものも多く、さらに乾燥まで済ませられるようなモデルも多数。
食洗機を使えば、これまで家事に費やしていた時間を自分の趣味や仕事、家族団らんなど充実したひとときに変えることができるでしょう。

キッチン設備の買い替えや工事を検討されている方は、システムキッチンに組み込める「ビルトイン型」の食洗器がおすすめです。
パワー・食器の収納力ともに抜群で、外から食洗機を置いていることがわからないので非常にスタイリッシュです。

賃貸や狭いキッチン、工事をしづらい環境で食洗機の導入をあきらめているという方へ是非おすすめしたいのは、卓上タイプの「置き型」食洗機。
大容量のものから一人暮らし向けのサイズまで様々な種類の製品が販売されています。置き型食洗機には給水の仕様で2種類のタイプがあります。
簡単な水道工事を必要とする分岐水洗式なら自動で給水できて便利ですが、工事は絶対NGという方は工事のいらない手軽なタンク式がおすすめです。

家事の時短や節水・節電のためだけでなく、体調や生活の変化によって家事をこなすことが大変になったとき、手軽に導入できる置き型タイプの食洗器があれば生活の一助となるでしょう。
食洗機は、日々の暮らしに穏やかで温かい時間を作るためのアイテムともなりえるのです。

まずはお試しで導入したい、いくつかの商品を試用してみたいという方には、レンタルやサブスクもおすすめです。
購入するなら数万円~10万円以上かかる食洗機を月額数千円から使うことができるケースも。
導入に懸念点がある方は、ぜひお試しになってください。

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